ミドラー探訪記

旅を愛する男の記録 この世の全てをここに置いていきたい

君の小腸を食べたいvol.1 五代目食堂のテッちゃん焼き

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このシリーズは、はてなホルモン同好会(無許可)の会長であるミドラーさんが直々にお店へ出向き、ただひたすらに美味しいホルモンを探し求めるだけのメシテロ企画です。とは言っても記念すべき第一回目は以前書いたレポートのリライト記事になります。

今回お伺いさせていただいたお店は、岐阜県坂祝町にある「五代目食堂」です。

旧国道21号線を美濃加茂方面から鵜沼方面に向かう途中にある昔ながらの食堂です。1965年から創業を開始したお店との事で、外観はかなり年季が入っていてレトロな雰囲気が漂っています。私の求めるホルモンはこのお店にあるのだろうか?

んじゃ、お店の中に入ってみましょうか。

 

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お店の中も外観と同じく昔ながらのレトロな食堂と言った感じです。いくつかの漫画とテレビが置いてあって、席はテーブルと座敷があります。

大型トラックがお店の前を通り過ぎると風圧が発生するのですが、その時に窓が響いて凄く大きな音がするので爆撃でも喰らったのかと思って少しびっくりしました。

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窓に貼ってあったメニュー表です。メニュー表には飛び跳ねた脂が付着していて、ある意味で味が出ています。

トンちゃん、テッちゃん、ケイちゃんと豚牛鳥が揃っていて良いですね。ちなみに入り口の看板にはトンちゃんが名物と書いてありました。

私はイカ豆腐焼が少し気になりました。料理が、ではなく老舗格には似つかわしくない「コラボ」という文字にです。江戸時代の人がタピオカミルクティーを飲んどるような何とも言えない違和感を感じました。ディスってないよ。

持ち帰り!そういうのもあるのか。
家で焼肉を食べたりキャンプをしに行く前にここでお肉を調達できるかもしれませんね。お店では何も食べずにテイクアウトだけってのも大丈夫なのかな?

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ホルモン焼き以外のメニューです。定食や丼ものも結構種類があるみたいですね。色々メニューがあって悩みましたが今回はテッちゃん、うどん、ご飯(中サイズ)を注文しました。

説明しましょう。テッちゃんとは、牛の大腸の事です。ちなみにこてっちゃんってあるじゃないですか。ホットプレートの上で焼いてると時々跳ねてムーンサルトの如く空高くまで舞うやつ。あれは小腸の事を言うんだよ。

んん?牛の大腸を食べるんだったら微妙にタイトルと違うじゃんって?細かい事は別にいいんです。そんな事をいちいち気にしていたらこの先vol.2とかやっていけんぜ。

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山盛りのモヤシが運ばれてきました。コンロにセットして着火してもらうとご主人はそのまま厨房に戻って行きました。

これってこのまま放っておけばいいのかな。

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続いて中サイズのご飯とうどんも運ばれて来ました。

うどんを食べるからご飯を控えめにしようと思って中サイズにしたつもりでしたが、思いの外ご飯の量が結構多いっすね。

ご飯とうどんをテーブルに乗せた後は再び厨房の中へ消えて行くご主人。ちょっと待って。勝手が分からんのだけど一体どうすればいい?

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火をつけた後の管理は自分でやるのが正解だったみたいです。

モヤシの下にホルモンや味噌ダレが潜んでいたみたいで放っておいたら大変な事になってきました。ホルモンやタレが焼けて美味しそうな匂いがするけど、そんな事より急いでかき混ぜないとコゲちまうので必死で混ぜます。

混ぜてる最中、ホルモンの脂が弾け飛んできて痛い。この際うどんも投入しておきます。

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見てください。このうどんの美味しそうな色を。

モヤシがちょっと鍋にへばりついちゃったけど、なんとか無事に出来上がりました。

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ホルモンは良い感じに味噌で味付けされていて、ぶよぶよ具合も最高です。美味すぎてご飯が進みまくる。先ほどのメニューに載っていたのですが味噌汁には八百津味噌でとん汁の方は信州味噌を使用しているようです。このホルモンはどっちの味噌で味付けされているんだろうね。

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ご馳走様でした。

そういえば、この町の名前の坂祝っていう文字読めました?私は地元だから普通に覚えれたんだけど坂祝(さかほぎ)と読むのですよ。近くに加茂山という場所があるのですが、平安時代ぐらいの頃は加茂山の坂道は崖があったり崩れやすかったりと、「坂を歩くと危ねえ」から「坂歩危」と呼ばれていたそうです。やがて何故か「坂祝」というめでたい字が当てられたそうですよ。

www.tanaka-midora.work

 

太田宿から鵜沼宿へと続く道も旧国道21号線のように木曽川を沿って歩いて行けたら近道だったんだけど、やばい崖があって進めなくて仕方ないので山を登って降りて鵜沼宿へ向かっていたみたいですよ。この辺は現代と比べると相当危険な道だったわけですね。

今回ただ単にホルモンを食っていただけなのに微妙に点と点が繋がってしまいました。そうか、ホルモンは世界を繋ぐ事ができるのか。なんなら世界を腸で繋いでリボン結びにする事もできるかもしれない。

私はこれからも究極のホルモンを探し続けようと思う。そしていつの日かホルモンの真理に到達するであろう。

甘きホルモンよ、来たれ。